スロットで月間プラス収支を目指すおっさんの奮闘日記

アラフォー 期間工 借金etc 悩み、もがき、追い詰められながらもそれなりに日々を楽しんで生きているおっさんです。日常の様々な事を記事にしています。2019年7月にフル満了で神戸市に帰ってきて、今は介護施設で働いています。

銀行口座を売るという事

「口座 売る」

で検索すると、沢山のサイトが出てきます。

僕は以前銀行口座を売りました。3つは買取業者に、1つはヤミ金に。合計で12万でした。

 

半年後、仕事終わりに「主役は銭形」で勝って気分良く自宅に帰ると警察から連絡があり、「今近くにいるから話が聞きたい」と言うことでした。

 

その一月前くらいから、銀行からの組戻しの依頼が何件かあったり、取引内容確認のため来店するようにとの手紙が来ていたりしたので、ある程度は覚悟していたのですが、いざ警察が自宅に来るとなると頭が真っ白になり、「逮捕だぁ〜」という銭形の確定演出が頭をよぎりました。

 

電話から10分くらいして、刑事が2人来ました。名刺から、隣県の刑事でした。自分の口座がオークション詐欺に利用され、被害届が出ているとの事でした。

 

はじめは、「財布ごと落とした」と嘘をつきましたが、通用しないと思ったので、すぐに認めました。警察からは、後日出頭してもらうからと言われ、その日は30分程でおわりました。

 

数日後、刑事から連絡があり、いついつ出頭して欲しいと言われました。日にちや時間はこちらの都合を聞いてもらえました。2ヵ月程で、計3回の事情聴取と1回の現場検証が行われました。

 

事情聴取は11時~4時位までで、途中昼食で外出も出来ました。内容は、それぞれの口座を売った経緯やお金の使い道で、かなり細かく聞かれましたが、やり取りのメールは全て削除していたので、自分の場合あまり説明出来ませんでした。また、口座の入出金記録を警察は持っていて、入出金についても細かく聞かれました。1人が聴取しもう1人がパソコンに打ち込むといった形でした。

 

最後に調書を読み上げられるのですが、「口座を売って得たお金でパチンコや風俗に明け暮れ…」みたいな表現でかなり悪意があるような書かれ方でした。事実と少し異なる部分もあったのですが、自分が罪を犯したのは事実なので、訂正はしませんでした。

 

3回目が終わった後、写真とDNAをとられ、今後の手続きの説明を受けました。自分の場合は書類送検だったので、検察から連絡があるまで普段通り過ごしました。

 

3ヵ月位して検察から連絡があり、検察へ来るように言われました。ここでもある程度は日程の融通はきくようです。検察では、警察での事情聴取の確認をされ間違いがないかを改めて聞かれました。その後、裁判をするか、略式起訴をするかを選ばされました。自分は略式起訴を選択しました。

 

2ヵ月後、自宅に裁判所から手紙が届き、40万円の罰金刑となりました。

 

 

 

40万円…

 

 

僕にとっては死刑判決位苦しい刑罰でした。お金が無くて銀行口座を売ったのに…

 

ただ、逆にお金を払えば今まで通りの生活を続けられます。幸いな事に、自分の場合は住宅ローンの口座と給与振込の口座は凍結されなかったので40万を捻出出来れば何とかなりました。

 

分割については、検察に問い合わせましたが、病気で働けないなど、余程の事情がない限りは受け付けないと言われました。また、期日までに払えない場合は、2度の督促の後拘置所で1日5000円の労役をしなければならないとの事でした。

 

ない頭を振り絞り考えた結果、手元にある10万からスロットで1日5000円勝ちを60回続けて40万円にすると誓いましたが、4日で無くなりました。

 

ここで期間工になる事を決意して今に至る訳ですが、結局は検察に頼み込んで2ヵ月程期日を待って貰い、全額払うことが出来ました。期日を待って貰うのは、近い先に確実な収入がある場合に認められるようです。また、検察側は労役はあまり好まないような感じがしました。

 

先日、自分が口座を売ったサイトにメールした所、返信が帰ってきたので、まだ捕まってないんだなと思いました。

 

 

口座を売るのは、絶対にしてはいけません。

 

銀行口座が持てなくなる事は、想像以上に辛いです。また、他人にも甚大な迷惑をかけます。自分が思っているより、お金は本当に何とかなります。お金より、信用を失う方が怖いですよ!